与那原と浦添の教室で、
個別指導とゼミ指導(集団授業)で、
現役生~浪人生(多浪生)まで、指導をしている塾長成竹です。
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ある生徒さんの例:
中高一貫校の生徒さんだった時代は(センター試験世代なので)、
第4問以降の筆記長文問題に関しては、精読して解く方式で通用し、それでもかなり時間余裕あったとのことです。
しかし、共通テストになり、まだ「拾い読み=情報処理速度とポイント把握重視(言い換えれば精読しない勇気を持つ)」への切り替えができていないようです。
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読解問題なのに、逆説的に言えば
(全部は)「読まない勇気」が必要になってきています。
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センター試験→共通テストへのメジャーチェンジで、
英語筆記問題単語数は(3,000語から年々増え続け最終的に)センター試験4,000語強から、
共通テストで一気に6,000語前後へ、
直近2023年は6,014語に跳ね上がりました。
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しかも、
日本語説明は無くなり、
図表もからむ問題が増え、
複数資料・複数箇所参照が必要な問題も増えました。
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ちなみに自分が受けた「共通一次試験」時代は、100分で3,000語弱、難度高い文章を精読し理解する能力が求められました。
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共通テスト英語筆記対策~いわゆる「拾い読み」
の戦略を簡単に概説します。
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1 大問最初の説明を読み配点も確認する。
2 本文や各資料の最初(第一段落等)と最後(注やコメントがあれば、特にそれらも)読む。
3 図表があれば、それを「良く概観」する(ここには逆に、ある程度時間をかける)。
4 各設問の問題文と、選択肢の最初①を確認して、その①の正誤のアタリをつける
(②以降まで読むと注意力が消耗するので敢えて読まない=読まない勇気)。
5 そして解答へ。
本文全体や資料、図表を各問題の設問ポイントに集中して概観していく
6 第三問までは各大問に一つくらいの注意力必要なひっかけ入るので(正答率30%前後問題)、その問題を見抜いて選択肢吟味を本文との判定強化でしっかり対応する。
しかし易問は、リスニング同様後戻りせずにどんどん処理し(読まない勇気)、
配点✕0.5~0.8くらいで解いていく。
6 第4問以降は、語彙や内容、設問とも難度上がってくるので、配点✕1.0くらいの時間配分で注意力を傾注する。
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このような方法論を、ゼミ指導・個別指導で実際の生徒さんたちの反応を見ながら、
研究を進めています。
写真はビーチコーミングで拾ったもので作った手作りオブジェ(お譲りできます(^▽^)/)