2/4,5に精神保健福祉士の国家試験を受けてきた塾長、成竹です。二社の経営、二教室の運営をしながら、国家試験勉強をして、北九州市まで二日間の受験をしにいくのは大変でした。
終わってから思ったのは、
勉強だけすれば良かった浪人時代は天国だったな、ということでした。
浪人はその名のイメージからネガティブに捉えられがちなので、過卒(過年度卒業生)という場合もありますが、自分には浪人という語がしっくりきます。
東大仏文科に行くと決めてから、現役では届かないことはわかっていたので、まずは共通一次試験の足切りを食らわずに東大まで二次試験を受けてくるのが初年度(現役時)の目標であり、それをクリアして、山頂アタックのためのベースキャンプを設営した状態が高校三年生卒業の春でした。
そして、特待の案内が来た河合塾横浜校に在籍しながらも、出ても気休めにしかならない講義は全く出ずにもっぱら図書館で自習しました。
最近は、ビデオ講座や学習管理を絡めた予備校?!(自習室?!)が流行っていますが、そのメリットは認めつつも(学習する場がある、学校卒業後の自由な生活に流されない管理をしてくれる)、やはりそれに月に何万も払うのはどうかと思います。ややもすると余計なお世話の学習管理の人件費コストや、『カリスマ講師』に授業料?!を貢ぐことになり、それが悪しき依存関係を志向するビジネスに堕しているならば(大半そうだと思います)必要悪未満と言わざるを得ないかと思います。
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自分の浪人時代は、自宅の自室、図書館数カ所を原付バイクでハシゴすることで、チェンジオブペースしつつ、
毎朝必ずその日の計画を立てることから始めました。学習含めた一日の予定を立てるのです。それには、浪人仲間とテニスをすることや、家庭教師のアルバイトをすることなど余暇も含まれていました。
18才成人にシフトしつつある現代で、
おせっかいな学習管理にお金を払うべきではありません。18才を過ぎて保育園に逆戻りする必要はないのです。
自分自身は予備校の仕事の真髄とは、自らの担当教科指導の研鑽を怠らず(自分の場合は英語・国語現代文・小論文・面接対策)、個別指導のみならず集団型の授業をも担当し続けて始めて予備校(塾)の仕事をしていることになると考え、自ら実践しています。
ハヤシセンセーやセキセンセーにだって負けない自負はあります。
塾長など管理者になったから、授業はしないというのは、認知症予防の観点からもオススメできません。塾の仕事の醍醐味は、生徒さんへの学習指導を通じてたくさんの恵みを受けられること、
ヘルパーセラピー原則からも約束されているのにそれを放棄するなんて!自ら汗をかいて研究を重ねた直接の学習指導から(だけ)その恵みは多く、また高い質で受けられます。
横濱学院では専門学校や大学を定年退職された先生方も指導を担当されています。
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そして、自分自身も学び続けることも必要条件として、自らに課しています。教える仕事をする以上、自ら学び挑戦する実践も不可欠だからです。
この2年間は通信制専門学校に入り、スクーリングや実習、国家試験受験含めて、精神保健福祉士の勉強をしてきましたが、
その前の年には旅行の勉強もし、国内旅行業務取扱管理者の国家試験も合格しました。
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横濱学院では、必要最小限適度な学習管理をそっと見守るようにしながら(月に一度はモニタリング面接→保護者報告を精神保健福祉士学習成果として新年度からは仕組み化します)、
多くは浪人経験のある専門科目を究めた講師陣が、個別指導やゼミ指導(対面のみならずオンラインもあり)、自習席も確保して浪人生の学習を支援していきます。
せっかく浪人したんだから、浪人生活をエンジョイして、心ゆくまで学んで、ワンランク~ツーランクアップの合格の栄冠を手にしましょう。
晴れて大学生になった時の気分はまた格別ですよ!
《現役予備校部》