浪人が決まってしまった三月に何をすべきか?というテーマを頂きましたので少しお話しします。
ともあれ入試が終わって、ホッとしている方も多いと思います。
どうしても試験後は、結果が思わしくなくても、ついゆるみがちです。
しかし、受験までの一年間を通してみると、一番大事なのが三月なのです。
私の場合、現役で東京大学を受けた時は、
岡山の上位県立高校普通科で5番目くらいの成績でした。しかし、浪人決定後、東京の駿台予備校に入るまでの3月は岡山県内で勉強しました。
そのおかげで、お茶の水の駿台予備校の東大コースに入った頃の最初の模試では、全国で二桁に入る成績にジャンプアップしていました。受験後卒業後浪人決定後の3月も、
勉強できる環境・場所(特に自習できる環境)で勉強を継続していたことが最大の要因です。
三月の勉強のポイントは、三つ。
一つ目は勉強する習慣の継続。
浪人するということは、現役高校生からの勉強する習慣がついているはずなので、一日10時間程度の勉強は、全く苦にならないと思います。この勢いを途絶えさせないことが大切。
この時期は、入試が目の前にチラついていない分、焦りが無いメリットがあることは特筆に値します!
強度の高い勉強を焦らずやれるのです!
浪人の決まった受験生の皆さんは、
この余裕がある時に、勉強の「強度」を高めましょう!!
二つ目は、弱点克服に集中投下できる時期であること。
苦手な教科、苦手なジャンル、出来なかった範囲が明確で、弱点に時間を集中的に投下することができるのがこの時です。
現役生の場合なら学年の変わり目や、過卒生の浪人決定後は、比較的、自由に勉強できる時です。
特に一浪が決まったばかりの現役生の場合は、遅れていると思うジャンルに集中しましょう。
三つ目は、受験の経験。
これは浪人生限定のメリットですが、受験は、やっと受験が終わりかけた頃に、受験勉強のポイント、勉強の仕方が分かり始めるところがあります。
この受験経験が実は勉強の仕方を決めます。
現役生にも通じますよ!!
漫然と勉強するのではなく、受験がまだ遠い三月だからこそ、あえて過去問!
ゴールを見据えた勉強をオススメします。
しっかりと受験に向けての勉強を意識しましょう!!
加えて、私の地元では、高校に補習科があり(教室が自由に使える)、また図書館も受験生が利用できました。つまり、落ち着いて集中できる環境があることが大事です。
横濱学院にはそのような自習ができる環境が整っています。早めのスタートで、学びを通じて自分を磨き上げてください!!
浪人は悪くないですよ!
勉強だけできるかけがえのない季節になります!
岡山から新年度も、漢文の講義を行う予定の
藤丸 智雄 より